ジョブチェンジをステップアップの糧にする方法
明確に定義されているわけではありませんが、人事担当者の間では一般的に、半年や一年といった短期間で転職を繰り返している人たちを「ジョブホッパー」と呼んでいます。日常的に転職を行う人がいる欧米でさえ、ジョブホッパーはマイナスのイメージで捉えられており、ましてや日本ではその様な人達は書類の段階で審査対象外とされる事も多いそうです。他の業界や職種と比較すると転職する回数が多いとされる介護職であっても、やはりジョブホッパーは敬遠される傾向にあります。試用期間である3ヶ月や半年以内で転職を繰り返している人は、特に注意が必要でしょう。
介護職は、給与面や休暇・勤務時間といった労働環境について厳しい事が多く、現職場の労働条件への不満は割と理解されやすいのですが、それでもあまりに短期間で離職する人達は、人間関係を構築する能力に問題があるのではないかと判断されます。介護の現場では情報共有や安全確保の点でスタッフ同士の連携が必須であり、その基本となる人間関係を築く力を疑われるのは非常に不利となります。
ただし、転職回数が多くても不利にならないケースもあります。「仕事の経験を積みながら介護の資格を取得し、さらに上位の職種を目指すために適した職場に移る」といったキャリアを計画的に形成するための前向きな転職の場合は、むしろ評価されます。現職への不平や不満は、働いている人なら誰しもが持っているものです。ただ、現状から逃げ出すための安易な転職を繰り返すのではなく、将来に向けて段階的にキャリアと能力を構築し、よりレベルの高い介護の仕事を目指すために転職という手段を活用するのであれば、それは決してマイナスにはなりません。ただ仕事を変わるのではなく、転職を機にステップアップを目指すコツが紹介されている◆◇◆http://tenshokunotakami.com◆◇◆などを活用して、あなたが求める仕事を得られるように努力をしましょう。